【Visual Studio Code】データフレームを表形式で確認する

PythonではPandasのデータフレームを用いて表形式のデータを操作することが多いと思います。

また、Visual Studio Code(VS Code)で開発する方も多いと思います。VS Codeではデータフレームを表形式で確認するためには、事前準備が必要です。

今回は、VS Codeでデータフレームを表形式で確認する方法を紹介します。

【前提】

今回、Pythonの開発環境は準備できているものとします。

まだPython環境を整備されていない方は、以下記事の手順で環境構築をしてください。

データフレームの準備

まずはPythonファイルを作成し、以下のようなデータフレームを作成します。

import pandas as pd

# サンプルデータを作成
data = {
    '名前': ['太郎', '花子', '次郎', '美代'],
    '年齢': [25, 30, 22, 28],
    '都市': ['東京', '大阪', '札幌', '福岡']
}

# データフレームの作成
df = pd.DataFrame(data)

デバッグでdfを確認してみます。

dfの中身

どんなデータなのか?は直感的にかなりわかりにくいです、、

データフレームを表形式で表示する

プラグインのインストール

データフレームを表形式で表示するために、「Jupyter」プラグインをインストールします。

Jupyterはデータ分析でおなじみの機能で、ノートブック形式でのPython実行も可能になります。

jupyterをインストール

Data Viewerの使用

Jupyterをインストールしたところで、デバッグ画面に戻ります。

データフレームの変数を右クリックすると「View Value in Data Viewer」が選択できるようになります。これを選択すると、データフレームを表形式で確認することができます。

View Value in Data Viewerを選択
Data Viewer

フィルター機能

Data Viewerでは各列でフィルタリングできる機能があります。複雑な条件の検索はDEBUG CONSOLEでコードを書いて実行するしかありませんが、簡単な値でのフィルタリングはExcelライクに実施することができます。

フィルタリング機能

まとめ

VS Codeで、Pandasのデータフレームを表形式で表示する方法を紹介しました。Data Viewerを使えばデバッグ時にデータフレームの中身を確認しやすいので非常に便利です。

VS Codeは様々な機能が備わっているので、活用して効率的に開発を進めていきましょう。

ではでは👋