PythonではPandasやmatplotlib等データ分析に適したライブラリが多数用意されています。それに加え、Jupyter notebookの形式でプログラムを記述することで、コードの指定箇所のみ実行することができ、試行錯誤しながらコーディングを進めることができます。
Jupyter notebookは通常の.pyファイルとは異なりますが、中身は通常のPythonコードを記述します。
Jupyter notebookはVSコードでもサポートされています。今回は、VS CodeでJupyter notebookを使ったデータ分析を実施する手順をご紹介します。
Extensionのインストール
まずはVS Code内で拡張機能をインストールします。以下をインストールしてください。
・Python
・Jupyter
新規ファイルの作成
notebook形式でコーディングするファイルを新規で作成します。[File] > [New File]を押し、Jupyter Notebookを選択します。
すると、以下のようなファイル(.ipynb)が作成されます。
これで、プログラムを実行する環境が整いました。
コードを実行する
ブロックにプログラムを記述して実行します。以下は、3つのブロックに分けてコードを記述した例です。
1ブロック目でパッケージのインポート、2ブロック目でデータセットの取得、3ブロック目で取得したデータセットを確認しています。
Notebook形式では、1行に変数のみ記述することで、その変数の中身を確認することができます。1ブロック内で変数のみの行が複数ある場合は、最後の行の変数の中身が出力されます。
コードの実行コマンド
コードの実行は画面上から実行ボタンを押すか、キーボードのショートカットで実施します。
ショートカットの場合、Ctrl + Enterで当該ブロックを実行します。また、Shift + Enterで実行後、カーソルが次のブロックに移動します。
まとめ
VS CodeでJupyter Notebook形式でPythonコードを実行するまでの手順を紹介しました。Notebook形式は通常の開発には向きませんが、データ分析やデータ整形といった用途では試行錯誤の効率性といった観点でかなり有効です。
また、VS Codeでデータフレームの中身を確認するためにはJupyterのExrtensionが必要となるので、環境を整えておいて損はないと思います。
ではでは👋