Visual Studioを使えば簡単にアプリケーション開発を始めることができます。今回はVisual StudioでWebアプリケーションを作成する最初の手順を紹介します。
Visual Studioとは
Visual StudioはMicrosoftによって開発された統合開発環境(IDE)で、WindowsアプリケーションやWebアプリケーション、モバイルアプリケーション、ゲームなど、さまざまな種類のソフトウェアの開発ができます。
Visual Studioでは.NET Frameworkや.NET Core、C++、JavaScript、Pythonなどのプログラミング言語をサポートしており、デバッグ、コード編集、テスト、リリース管理、バージョン管理など、多数の開発ツールと機能を備えています。
そんなVisual Studioには無料版と有料版があります。
有料版には「Visual Studio Professional」および「Visual Studio Enterprise」があり、それぞれのバージョンには高度な開発ツールや機能が備わっています。一方無料版は「Visual Studio Community」というもので、個人開発者、オープンソースプロジェクト、学生、非営利団体など、商用目的でない場合に使用することができます。
Visual StudioはWindows OSでのみ使用することができます。しかし、Visual Studio上では.NET Coreなどクロスプラットフォームに対応したアプリケーションを開発することもできます。
今回は無料版Visual Studioを使います。まだインストールされていない方は、以下からインストーラをダウンロードしインストールしてください。
※2023/3時点ではVisual Studio2022です。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/
Webアプリケーションの作成
Visual Studioが使えるようになったところで、Webアプリケーションを作成してみましょう。今回フレームワークは.NET6を用います。
.NET6でWebアプリケーションを作成する場合、ASP.NET Coreのテンプレートを利用することが推奨されています。なので今回もそれに倣ってWebアプリケーションを作成していきます。
まずはVisual Studioを開き、「新しいプロジェクトの作成」を選択します。
今回は「ASP.NET Core Webアプリ」を選択します。
プロジェクト名や配置するディレクトリを指定します。「ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する」は特に要件がなければチェックのままでいいでしょう。
ここでは使用するフレームワークを等を指定します。今回は.NET6を使用します。設定が完了したら「作成」を押下します。
これでWebアプリケーションのベースは完成しました。試しに実行してみましょう。画面上側の緑三角を押して実行してみます。ブラウザにページが表示されればOKです。
本来ならWebサーバを立てるのですが、Visual Studioではデバッグ用にIISExpressという簡易的なWebサーバを実行マシンに立て、そこでアプリケーションを動作させています。
あとは、作りたい機能や画面をこのフレームワークの上に乗せることで、自分が作りたいアプリケーションを作り上げてください。
まとめ
Visual StudioでWebアプリケーションを作成する最初の手順を紹介しました。Visual Studioを使えば簡単にWebアプリケーションのベースを作成することができるので、是非活用してください。
ではでは👋