AIとは、artificial intelligenceの頭文字をとったもので、人工知能と呼ばれるものです。最近当たり前のように耳にする単語なので、よくわからないけどすごい技術だと認識している人も少なくないと思います。
AIという言葉、感覚的には理解できるけど、どんなものか説明してといわれればなかなか難しいかと思います💦
Wikipediaさんによると、AIとは
計算という概念とコンピュータという道具を用いて知能を研究する計算機科学(コンピュータサイエンス)の一分野
wkipediaより引用
ということらしいです。要はAIは1つの研究分野って感じみたいですね。
そうは言えど、世間一般の認識として、AIとは非常に抽象的な言葉だと思います。AIをもう少し細分化する定義があるので、それを参考にAIにはどのようなものがあるのかを見ていきたいと思います。
AIにはレベルがある
ひとまとめにAIといっても、その種類は様々です。複雑な処理を行うAIもあれば、簡単な処理を行うAIもあります。
そしてAIは、どんな処理を行えるかによって、レベル分けされているのです。
AIには1~5までのレベルがあります。レベルが高くなればなるほど、複雑な処理ができるようになります。
レベル1
レベル1のAIは、非常に単純なアルゴリズムで処理を行います。
このAIは家電などに内蔵されています。例えば、最近のエアコンは、外気温や湿度、時間帯を考慮して、自動で室内温度を調節してくれます。このような制御は、あらかじめプログラムされています。
レベル1のAIは特定の処理しか行えず、また、決められたアルゴリズムしか実行できません。つまり、指示されたことをそのまま実行するのがレベル1です。
なので、私たちのイメージするAIからは離れているかもしれませんが、これも一応AIなのです。
レベル2
レベル2のAIは、可能な限り人が持っている知識を事前にプログラムに組み入れ、それを参考に処理を行います。
レベル2のAIの例としては、将棋のプログラムなどがあります。
コンピュータが将棋の名人と対局して勝利したなどとたまに話題になりますが、このときのコンピュータがレベル2のAIです。
将棋の例では、AIはこれまで行われてきたあらゆる対局での打ち手データを、可能な限り保持します。そのデータをもとに、そのときの最適な一手を決めるのです。
レベル2になると、一気にAI感が出てくるのではないでしょうか。
しかしながら、レベル2のAIは学習することができません。
つまり、あくまで事前に用意されたデータやプログラム範囲内でしか処理ができないのです。
レベル3
レベル3になると、レベル2に加え、学習することによって、対応できるパターンを増やしていくことができます。
ここでの学習とは機械学習を指しており、いわゆるビッグデータと呼ばれる大量のデータをコンピュータに与えることで、新たなルールやパターンを学習させます。
レベル3では、学習するためのデータは人間が用意しなければなりません。つまり、どんなデータを与えるのかということは人間が考えなければなりません。
新たなパターンを学習するという点で、知能感が出てくるのがレベル3だと思います。
レベル4
レベル4では、レベル3と異なり、学習すら勝手にしてくれます。
レベル3との大きな違いは、どのようなデータを与えるかということを考えなくても、コンピュータが勝手に有益なデータを選び、パターンなどを学習してくれる点です。 このように、人の介入なしにコンピュータ自身がデータからパターンを見つけて学習することを深層学習といいます。
レベル5
もはや人間レベルにあらゆることを考え、理解し、学習することができるAIです。
現状、レベル5のAIは誕生していません。ただ将来的に、このレベルのAIが誕生する可能性は十分あります。AIが人間を超えるかといった議論は、レベル5のAI誕生がカギを握っています。
ちなみに映画などでは、レベル5のAIが登場します。ターミネーターであったり、アイアンマンのジャービスなどです(マニアなチョイス??笑)。
ターミネーターが現世に登場したら本当に地球が終わりそうですがw
まとめ
AIという言葉は、AIとは思えないシンプルなものから、人間に近い知能を持つものまで、非常に広い意味を含んでいます。私たちが一般にAIと呼ぶのは、レベル3とレベル4だと思います。
テレビなどで紹介されるAIなども、単にAIではなく、どのレベルのAI何だろうと一歩踏み込んで考えてみることで、AIに対する興味がさらに湧いてくるかもしれませんね!!
ではでは👋