DB操作・開発支援ツールA5M2を使う⑤ -SQLを実行する

  • 2022年10月13日
  • 2023年3月2日
  • DB
  • ,
DB

これまでにA5M2を使ってER図を作成する方法などを紹介してきました。今回は、A5M2でSQLを実行する方法を紹介します。

過去のA5M2に関する記事は以下リンクを参照ください↓

https://www.learning-nao.com/?tag=a5m2

準備

まずは「新しいドキュメント」から「SQL」を選択し、新規ファイルを作成します。

「新しいドキュメント」

ファイルを作成すると以下のような画面が出てきます。

続いて、「(データベースを選択してください)」と表示されたタブから、SQLを実行するデータベースを選択します。

「(データベースを選択してください)」と表示されたタブから、SQLを実行するデータベースを選択

SQL作成&実行

ここからはSQLを作成し、実行していきます。簡単なSQLを作成します。localhostの”dvdrental”というデータベースを選択しています。

select * from citywhere city_id between 1 and 50;

SQLを実行する際は、左から2つ目の▶ボタンを押すか、[Ctrl]+[Enter]で実行されます。問題なくSQLが実行できた場合、画面下部に実行結果が表示されます。

画面下部に実行結果が表示されます

実行するSQLの選択

1つのファイルの複数のSQLを記述した場合、実行ボタン右側の▼から実行するSQLのルールを指定することができます。

複数のSQLを記述した場合、SQLごとの区切り文字はデフォルトでセミコロン(;)となります。このセミコロンは「キャレット」と呼ばれます。

複数のSQLを記載した場合

上記の場合、キャレットで分割された3つのSQLを記載しています。

実行ボタンの右側「SQLの実行オプションを表示」を押すと、実行に関するオプション画面が表示されます。その中の「実行位置」を指定することで、単一のSQLを実行するのか、全てのSQLを実行するのか等を指定することができます。

  • キャレット位置:カーソルを置いたSQLのみ実行されます。
  • キャレット位置以降:カーソルを置いたSQL以降のSQLが実行されます。
  • 先頭から全て:記載のSQLすべてが上から順に実行されます。

SQL結果セットの比較

A5M2の特徴として、同一SQLを2回実行した場合で結果を比較し、差分箇所を表示することができます。

以下のようなSQLを用意します。UPDETE文を用意することで、1回目のSELECT結果と2回目のSELECT結果が異なるようにSQLを実行してみます。

select * from city
where city_id between 1 and 10;

update city set city= 'Aichi'
where city_id=4;

SQL比較実行は下図赤枠内のアイコンから行います。

SQL比較実行

上記のSQLを実行すると、以下のような結果が得られます。このように、更新前後の結果が併せて表示されるので、どこが変更されたか一目瞭然です。

更新前後の結果が併せて表示される

まとめ

A5M2でSQLを実行する方法を紹介しました。無料ツールとは思えないくらいの充実ぶりで非常に便利です。

まだ使ったことがない方は、一度騙されたと思って使ってみてください!

ではでは👋