勉強中だったり検証用だったり、ちょっとSQL実行して試してみる環境があったらなと思う場面はこれを読んでいる皆さんならしばしばあると思います。
SQLをちょっと検証するためだけにRDBの環境を構築するなど手間を考えるとかなり面倒です。どうにかちょこっとSQLを実行して結果を確認できるようなものがないものか、、
それが実はあります。SQL FiddleというWebサイトです。
SQL Fiddleでは、Postgres、SQL Serverなど、RDBごとの環境が用意されるため、それぞれ利用するDBに合わせてSQLをけんしょうすることができます。
今回はそんなSQL Fiddleの使い方を簡単に紹介します。
対応しているRDBMS
2022年8月現在、SQL Fiddleでは以下のRDBMSに対応しています。
- MySQL 5.6
- Oracle 11g R2
- PostgreSQL 9.6
- PostgreSQL 9.3
- SQLite (Web SQL)
- SQLite (SQL.js)
- MS SQL Server2017
使い方
上記リンクからSQL Fiddleにアクセスすると、以下のような画面が表示されます。この時点ではテーブルも存在していないので、新規でテーブルとデータを作成する必要があります。
テーブル作成のDDL(CREATE TABLE文)やデータ挿入(INSERT文)を画面左上に記述し、[Build Schema]ボタンを押すことでテーブルおよびデータが作成されます。押下してSchema Readyが表示されれば作成完了です。[Browser]を押下することで作成したテーブルの定義を確認することができます。
画面上部のメニューバーからView Sample Fiddleを押すと、サンプルのデータ作成SQLおよびSELECT文が生成されます。
試したいSQLは画面右側に記述します。上のキャプチャではSELECT文が記述されています。[Run SQL]を押下すると、SQLが実行され、正常に実行されれば画面下部にその結果が表示されます。
今回は2つのSQLを実行したので、結果が2つ返ってきています。
テーブル作成が面倒なとき
テーブルとデータを作成するSQLをいちいち作成するのが面倒だというみなさんの心の声が聞こえてきます。確かにわかります。
SQL FiddleではCSV形式のデータなどからDDLを作成してくれる機能もあります。
画面上部のメニューバーから[Formatted Text Table to DDL]を押し、任意のテキストデータを貼り付けます(例はカンマ区切りのcsv形式)。
データに問題がない場合、[Append to DDL]を押すとCreate文が生成されます。非常に便利です。
まとめ
ブラウザでSQLを実行できるSQL Fiddleの使い方を紹介しました。
SQLを軽く実行してみたい場合に、いちいち環境構築をする必要がないので非常に便利です。ぜひお試しください^^
ではでは👋