【応用情報技術者試験】午前試験を突破するためにやったこと

応用情報技術者試験は情報処理推進機構(IPA)が実施する試験で、午前試験と午後試験の二部構成で行われます。応用情報技術者試験に合格するためには、午前試験と午後試験の両方に合格する必要があります。

応用情報技術者試験の難関はやはり午後試験ですが、午前試験も侮ってはいけません。本記事では、応用情報技術者試験に合格経験がある筆者が午前試験を突破するためにやったことを紹介していきます。

午後試験についてはこちら

応用情報技術者試験とは

応用情報技術者試験は情報処理推進機構(IPA)が実施している試験です。「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能を持ち、高度IT人材としての方向性を確立した者」を対象者像としており、基本情報技術者を取得したあとに取得を目指すケースが多いです。

毎年二度(4月と10月)に実施され、合格率はおよそ20%程度です。

出題範囲はセキュリティやアーキテクチャ、DB、ネットワークといった技術的な分野はもちろん、プロジェクト管理や経営、監査といった分野も含まれ、非常に広範です。そのため、応用情報技術者試験には技術にとどまらず広い範囲での知識が求められます。

午前試験の形式

午前試験は150分間で80問の問題を解きます。出題形式は全て4択形式です。

IPA公式サイトより

合格ラインは60点です。なので、80問中48問正解すれば合格ということになります。

問題数に対して時間は充分にあるので、時間が配分に注意する必要はほぼ必要ありません。また、採点も加点方式(正解した分だけ加算される)なので、わからない問題があっても何かしら回答することで得向上が見込めます。

とにかく過去問

応用情報技術者試験の午前試験では、過去問題と全く同じ問題が80問中40問程度出題されます。極端な話、過去問を極めれば新規の問題を8問正解するだけで午前試験を通過することができます。また、過去問で出題されたキーワードをもとに少しひねった問題も十数問出題されています。

このことから、午前試験通過には過去問を解くことが効果的であることがわかります。

どれくらい過去問を解けばいいかというところですが、可能な限り遡ってたくさん解くのが理想です。とはいっても時間も有限です。幸いにも、平成21年以前の問題はほとんど出題されていません。効果的に過去問の出題範囲をカバーするには、平成21年以降の過去問をできるだけ解くのが最適解と言えそうです。

また、直前回の問題は過去問題としてあまり出題されませんが、最新の技術トレンドやキーワードは新規の問題や午後試験に関係してくる場合もあります。なので、過去問題として出題されないとしても解いておくことをお勧めします。

過去問サイト

Webサイトで過去問を解くには、「応用情報技術者試験ドットコム」がオススメです。

「過去問道場」では平成17年以降の問題を全て取り揃えており、解説もついていてわかりやすいです。筆者も大変お世話になりました。

https://www.ap-siken.com/apkakomon.php

テキストで体系的に学ぶ

過去問は試験対策に非常に有効ですが、学習という点ではやや不十分です。やはり出題内容の意味や仕組みを体系的に学ぶ必要があると思います。その際は、テキストが学習の助けになります。

筆者は「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」をおすすめします。イラスト付きで解説がされているので、文字だけではイメージしづらい内容も理解しやすいです。試験の出題範囲の内容を一通り理解するにもこれ一冊で十分です。

まとめ

応用情報技術者試験の午前試験は過去問対策が勝敗を分けます。なるべく時間をつくって多くの過去問を解いておきたいところです。一問一答形式なので、スキマ時間でも対策ができると思うので、過去問サイト等を利用しつつ学習を進めてください。

ではでは👋