【応用情報技術者試験】午後試験を突破するためにやったこと

前回は、午前試験を突破するためにやったことを紹介しました。今回は、午後試験を突破するためにやったことを紹介します。

応用情報技術者試験の難関は何といっても午後試験にあります。適当な対策では通過できない午後試験を、筆者がどのようなプロセスで突破したかを解説していきます。

午前試験についてはこちら

応用情報技術者試験とは

午前試験の記事にも書きましたが、一応

応用情報技術者試験は情報処理推進機構(IPA)が実施している試験です。「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能を持ち、高度IT人材としての方向性を確立した者」を対象者像としており、基本情報技術者を取得したあとに取得を目指すケースが多いです。

毎年二度(4月と10月)に実施され、合格率はおよそ20%程度です。

出題範囲はセキュリティやアーキテクチャ、DB、ネットワークといった技術的な分野はもちろん、プロジェクト管理や経営、監査といった分野も含まれ、非常に広範です。そのため、応用情報技術者試験には技術にとどまらず広い範囲での知識が求められます。

午後試験の形式

午後試験は記述式です。一部選択問題もありますが、単語を答えたり、文として記述する問題が中心です。場合によっては計算問題を解く場合もあります。

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午後試験の出題数は11問です。その中で1問が必答、4問を選択して計5問解答する必要があります。出題される分野は決まっており、以下の通りです。

  • 情報セキュリティ
  • 経営戦略
  • プログラミング
  • システムアーキテクチャ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 組込みシステム開発
  • 情報システム開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

この中で、「情報セキュリティ」は全受験者必答の問題になります。

試験時間は150分です。午前試験とは異なり、時間にあまり余裕はありません。時間配分を考えながら解答していく必要があります。

ここからは、午後試験対策のプロセスを紹介していきます。

解く問題を決める

上記の通り試験範囲が非常に広いため、全分野の対策を十分行うには莫大な時間を要してしまいます。技術者としてはすべて理解していることが望ましいですが、試験を突破するという観点では非効率的です。

なので、本番で解答する分野を最初からある程度絞っておきます。1回分の過去問を解いてみて、この分野なら得点が取れそうという分野を4~6問選びます

今後は、ここで決めた分野の問題を中心に対策していきます。

過去問+テキストで学習を進める

過去問とテキストで学習って当たり前では?と思われるかもしれません。しかし、ここで重要なのはその順番にあります。

ポイントは、過去問を中心に学習を進めるということです。午後試験問題には各分野の重要なエッセンスが万遍なく含まれています。したがって、過去問を中心に学習すれば、ポイントを押さえて学習を進めることができます

過去問から始めると、最初はほとんど解答できなくて絶望するかもしれません。しかし、心配する必要はありません。間違えた問題は理解できていない箇所を教えてくれています。そこを、テキスト等で1つ1つ潰していきます。

間違えた問題だけではなく、問題文中にある意味を説明できないキーワードなども調べるようにします。こうすることで、より効率的に学習できます。

こうして数回分の過去問で学習したら、同じ過去問をもう一度解きます。前回よりも正解できているか、内容を理解できているかをチェックします。ここでわからなかった内容はまた調べ、、、を繰り返します。

過去問サイト

過去問を解くなら、「応用情報技術者試験ドットコム」がおすすめです。 平成17年以降の問題を全て取り揃えており、解説もついていてわかりやすいです。筆者も大変お世話になりました。

tps://www.ap-siken.com/apkakomon.php

テキスト

筆者おすすめのテキストは「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」 です。 イラスト付きで解説がされているので、文字だけではイメージしづらい内容も理解しやすいです。

時間も意識して過去問を解く

ある程度学習も進み、過去問の正答率が上がってくれば、次は時間を意識して過去問を解きます。

制限時間150分で5問解答なので、1問にかけられる時間は最大で30分です。といって1問30分でシミュレーションすると、ギリギリになってしまいます。1問あたり20~25分程度で解ききることが理想です。そうすれば、最後に誤字等の見直しをする余裕も生まれます。

演習では、1問20分程度を目安に取り組むのが良いと思います。もちろん一度に5問全て解くのが理想ですが、1日1問でも全く問題ないと思います(なかなか時間が取れない日もありますし)。筆者自身、1日に5問解答したのは試験当日だけです(笑)

余裕があるときは

演習もこなし、余裕ができた人は、自身が解くと決めた分野以外の分野の問題も解いておきましょう。午後試験では、問題ごとに難易度が大きく異なるケースが多々あります。例えば、今年はデータベースの問題が簡単で、ネットワークの問題が難しかった、、など。

自分が解くと決めた問題が総じて難問揃いなんてこともあります。そんな時は、自分の決めた分野に固執するよりも、柔軟により解きやすい問題をその場で選べた方が合格率は上がります。

なので、最初に決めた分野以外の問題も数問解いておけば、いざというときに助けとなるはずです。

あとは本番

ここまで来たらいよいよ本番です。自分を信じて、自信をもって臨んでください。わからない問題に直面すると焦ってしまったりするので、後回しにしてわかる問題から解くなど、工夫してみてください。

まとめ

午後試験突破するために筆者がやったことを紹介しました。出題範囲が広いかつ記述なので難しい試験ではありますが、ポイントを押さえて学習することで一発合格も十分可能だと思います。

合格という目標があるのなら、それを最短で達成できるようなプロセスを踏んで取り組むのがいいです。もちろん方法は人それぞれあると思うので、自分に合った方法を見つけてチャレンジしてください。私の方法も参考になればうれしいです^^

ではでは👋