最近ビジネスシーンで『B to B』とか『B to C』という言葉をよく耳にします。
聞いたことはあるけど説明はできない、、、
といった方も少なくないのではないでしょうか。
就職活動や転職活動の際にも出てくる言葉だと思うので、意味を理解しておきたいところです^^
この記事では、
- B to BやB to Cの意味を理解する
- 上記以外の〇〇 to △△を知る
- これら言葉を使う理由を知る
ことを目標にしています!
ではさっそく見ていきましょう
○○ to △△は取引の形態を表す
「B to B」や「B to C」は取引の形態を表す言葉です。つまり、誰と誰の間の取引なのかということを表しています。
では、BやCは誰のことを表しているのでしょうか?
「誰?」を表す4種のアルファベット
BやCのように、『誰』を表すアルファベットは、大きく4つあります
- B:Business 企業
- C:Consumer 消費者
- G:Governemnt 政府、自治体
- E:Employee 従業員
これらを組み合わせて、取引の形態を表したものが「B to B」などの言葉です。
以下のような関係性が成り立っています。
それでは、取引の組み合わせを1つずつ見ていきましょう。
取引形態
B to B
“Business to Business” の略です。
つまり、企業間の取引を指します。
例としては、
- 自動車メーカーが部品メーカーから部品を買う
- 電機メーカーからオフィスの空調を購入する
- 会社のシステムをシステム会社に作ってもらう
といったものが挙げられます。
企業間の取引になるので、商品単価が高いことが特徴です。
B to C
“Business to Consumer“の略です。
企業と個人の取引を指します。
例としては、
- お店で買い物をする
- 飲食店で食事をする
といったものが挙げられます。
購入する人が一般個人のため、B to Bと比較して商品単価は安い傾向にあります。
C to C
“Consumer to Consumer“の略です。
個人間の取引を指します。
ネットオークションでの個人売買などがこれに該当します。
メルカリ等の登場によって、近年C to Cビジネスは拡大してきています。
個人が物を売りやすい時代が来たって感じですね^^
B to E
“Business to Employee“の略です。
企業が社員に提供するサービスなどがこれにあたります。
この形態は、会社の福利厚生に近いサービス形態です。
- 社食の設置
- 旅行やホテルの宿泊代金の社員割引を受けられる
- 提携のスポーツジムを安く契約できる
といったものが挙げられます。こんなに充実していれば、会社で働くのも悪くないと思ってしまします。
G to B
“Government to Business“の略です。
政府や自治体と企業との間の取引を指します。
官公庁が物品や資材の調達を行う電子調達、公共事業の電子入札がこれに相当します。
政府「やりたい事業があるんだが、だれかやってくれんかね」
企業「私にお任せください」
といった形でビジネスが進んでいきます。政府の資金は税金なので、企業の選定等は公平・公正に行われる必要があります。
G to C
“Government to Consumer“の略です。
政府・自治体と個人間の取引を指します。
住民票や戸籍謄本等行政サービスの電子申請といったものがこれに該当します。
近年では、マイナンバーカードを持っていれば、コンビニ等で住民票等を取得できるようになりました。
事あるごとに役所に行かなくてよくなってきたということが、G to Cビジネスの進歩を表していると思います。
取引相手別に分類する理由
ここまでで、様々な取引形態があることを解説してきました。
では、なぜこのように取引相手ごとにビジネスモデルを分類する必要があるのでしょうか?
それには、以下のような理由が挙げられます。
1.求められる商品が異なる
そもそも、取引相手によって求める商品は異なります。
B to Bでは、部品メーカーが自動車メーカーに自動車の部品を売ります。
しかし、B to Cでは部品を売ることはできません。消費者は、完成した自動車を求めているのです。
このように、取引相手によってニーズが異なるので、分類が必要になります。
2.マーケティング手法が異なる
全ての取引相手に対して同じマーケティング戦略で臨んでも、うまくいきません。
取引相手によって、その戦略を柔軟に変えていく必要があります。
例えば、B to Bでは、商品そのものの品質の良さをアピールすることが、成功に繋がります。「その商品が自社にどれほど利益をもたらすか」が評価対象になります。
しかし、B to Cでは、必ずしも品質だけが成功のカギになるわけではありません。
ブランドのイメージ、CMのインパクトによって商品を選ぶ購入者もいるからです。
また、G to Bでは、企業は過去の実績や企業活動の健全性(コンプライアンス、財務など)が求められるでしょう。
取引相手ごとに分類することで、こういったマーケティング戦略を打ちやすくなります。
まとめ
「B to C」などの言葉の意味や、このように取引相手ごとに分類する理由について解説してきました。
主にマーケティングの分野でよく使われる言葉ですが、これを知っていれば自社の販売戦略立案に大きく役立つと思います。
また、ビジネスモデルを理解しておくことで、色々な会社の戦略が見えてきたりして、企業理解が深まると思います。
言葉を知ったからには、次はその言葉を実際の役に立てていきたいですね!
ではでは👋